誉建設の「資材調達部門」について

弊社、誉建設は工務店です。家づくりの特徴として、設計と大工と材料にこだわっています。弊社には木材を使用して建築が可能な熟練した大工が社員として在籍しています。また、大工が扱う木材や建材は厳選され、国内外から調達し、小規模な工務店としては珍しい資材部門があります。近年では、社員大工の力を借りて、企画設計部や資材部と協力しながら、さまざまな建築部材や造作家具を自社内で製作するようになりました。

弊社では、大工が加工する構造材や内装材には、県内の提携製材所から調達した杉や桧が使用されます。これらの素材は会社の倉庫にストックされています。一方、比較的硬い広葉樹の素材は海外から調達しています。お客様の要望も杉や桧だけでなく広葉樹も増えてきたため、国内で高価に取引されているこれらの素材をできるだけ手に入れやすくするため、2013年から弊社では直接海外からフローリングや家具、その他の住宅建材を製造、管理、輸入するようになりました。

現在では、中四国や関西圏の工務店仲間と協力し、品質の管理やコストの制御を行っています。厳選された樹種を使用し、規格を共有することで、高品質な木質建材をお客様に手頃な価格で提供することができています。

最近、コロナの状況が少し落ち着いてきたため、今回の海外出張には弊社の会長も初めて同行し、海外の現場への納品も行いました。この出張では、現場での納まりの確認や提携工場との打ち合わせも兼ねており、長年お付き合いのある工場を訪れ、さまざまな板材や加工場を見学しました。また、私たちが関わっている内装工事現場では、木材部分の納まりや家具との配置、窓との納まりを施工図を元に確認し、現場の担当者との打ち合わせもできました。会長は日本食が好きだということだったので沢山の日本食レストランにも行きました。

現在、完成予定の現場は8月になる予定ですので、楽しみにしています。弊社資材部はお客様に高品質な木質建材を手頃な価格で提供するため、中四国や関西圏の工務店仲間とも協力して品質管理とコスト管理に努めています。厳選された樹種の使用と規格の共有により、お客様に満足いただける木質建材を提供できることを目指しています。