ホマレノブログBlog

木構造へのこだわり

2023.05.11 / チームホマレブログ

ホマレノイエの家の骨格になる構造は、木造を推奨しております。
なぜなら日本建築は古来より木造で数百年と手入れをしながら建っている建築物がたくさんあります。木はきちんと使ってあげれば数百年ともちます。

 

近年、木造でもたくさんの工法が開発されています。
弊社が採用しているのは、
木造在来軸組工法いわゆる「在来工法」と「SE構法」という金物構法です。

 

「SE構法」は木材の強度が明確な集成材を断面欠損の少ない金物で梁と柱を結合させた非常に安全性の高い構法です。大型建築物に用いる許容応力度計算とさらに精密な応力解析も行い、鉄骨や鉄筋コンクリートと同じような木造3階建や柱の少ない大空間の中大規模木造も可能としております。

 

「在来構法」は、日本で古くから発達してきた伝統工法を簡略化・発展させた構法です。基礎、土台、柱、梁、桁など下から順番に組み上げ、軸組で支え、柱間に斜め材の筋交いを入れることで耐震性を高めています。木造住宅では一般的に壁量計算(地震力や風圧力の水平力)で安全性を確認しています。

弊社では住宅建築でも構造力学に基づく許容応力度計算(水平に加え鉛直力)、「部材にかかる力」が「部材にかかる力に対して許容できる力」以下に収まることを示す計算方法で全棟行っています。

 

ほとんどの在来工法での木造住宅が地域材の杉、桧の無垢構造材を用いた場合、材料強度は不明確なものでした。簡単に言うと無垢構造材の強度はバラツキがあると言われ集成材が多く採用されるようになってきたのです。

ホマレノイエでは、徳島県産など地域材を構造材として積極的に利用したいので木材強度試験を一本一本行うことによって、無垢材でも限りなく計算上の構造強度が実際値に近づくようにしています。
大工の伝統技術、設計士の構造計算のテクノロジー、裏付けある材料が揃うことで安全性の高い住宅を造ることが可能となります。


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