四方転び踏み台の講習

私が所属している徳島県建設労働組合では、毎年開催される木工技術を競い合う全国青年技能競技大会に参加しています。

組合員の中でも36歳以下の青年組合員のみが出場できる大会となり、同じ志をもった大工さんが集まります。

私も一昨年まで4年間代表選手として競技に参加させていただき、競技課題である四方転び踏み台の原寸図の作成・提出、部材の木削り、墨付け、加工仕上げ、組み立て・提出までを制限時間の6時間で仕上げました。

普段の仕事では電動工具や木工機械を使って作業をすることが多いのですが競技ではノコギリ、ノミ、鉋の手道具を使っての作業になります。機械に頼ることが多かったので改めて手道具の難しさを感じました。刃物の研ぎ方、鉋の調整の仕方、ノコギリの使い方などもう一度基礎から見直すいい機会になりました。
今は選手時代の経験を活かし、競技引退後も指導者として携わらせてもらってます。

先日より今年の全国大会に向けての練習がスタートしました。まずは最初の工程である原寸図の作成を行っています。
6名の選手が練習に参加し弊社若手大工も今年から挑戦することになりました。5名が初挑戦ということもあり苦戦しながらも頑張っています。自分の経験したことを後輩たちに伝えたいと思います。