イエに対しての特別なイメージは持っていた訳では無かったんです。
なんとなく頭に浮かんでいたのは「我が家」を感じ取れるものにしたいということだったように思います。
どこに居ても落ち着き、我が家を楽しめる。そんな、ざっくりとして空間をイメージしていたと思います。
もちろんプロですからプランニングでの、家事導線や日照、通風の考慮はかかしません。
ただ、家具の配置、何も置かない場所、無駄に思えるような高い天井高、我が家にとっては大事な要素だったのです。
写真にもありますが一つのアンティークのキャビネットが似合うレストルームから「我が家」のプランニングは
始まりました。
それからソファー、電話台、ドア、テーブル、椅子と好きなものを配置していきました。
出来てしまった家に自分の好きなものをあわせていくのではなく、自分の好きなものから始まる家づくりなのです。
もう一つ我が家を感じる事として、DIY(できることは今瀬がやりますよ!)でイエづくりに参加しました。
外壁の杉板の塗装、内壁の漆喰塗りなど、建築中、自分の休みのすべて費やしました。
楽しくも苦しくもありましたが、しっかりと我が家に愛情が深くなっていく大事な時間だったと思っています。