大工会

大工会が開催されました。大工会というのは誉建設の社員大工が年2回程度が集まって勉強会を行うことをいいます。弊社では、大工だけではなく設計者も一緒に参加しています。
今回は午前中に社会人としてのマナーや現場でのマナーと木造住宅の基本構成について誉建設の現場監督に教わり、その後、簡単な筆記試験がありました。午後からは実技で、それぞれ1人ずつに与えられた課題を行いました。

午前中の講義は1時間程度で、マナーの大切さやお施主様が職人のどういうところをみているかなどを知ることができました。

講義の後、筆記試験があり、木工事以外の分野の内容も出題がありました。

実技での大工歴2年目の僕の課題は、目違い腰掛け鎌継ぎという継手で、5時間で墨付けから刻みを終わらせる試験でした。墨付けは1時間半程度、刻みは4時間程度かかりました。

墨付けや手刻みはほとんどやったことがなかったのでかなり苦戦しました。ノミの扱いも難しく、前日に研いでおいたのですが、あまり綺麗に研げておらず、材料が人工乾燥材でというのもあり、なかなか刻むのが大変でした。
間違えて切ってはいけないところを切ってしまったり、木がボロボロになった場所があったりして、かなり時間がかかってしまいました。完成間近ではきざんだ部分を落として割れてしまったので、もう一度刻み直しました。最後に微調整をしてなんとか形にはなりましたが、急いだため、あまり綺麗にできませんでした。

今回の大工会で普段しないようなことをすることができたので良い勉強になりました。次の刻みを行う時は落ち着いて確認しながら作業するように心がけようと思います。