近年、高齢化と担い手不足による大工職人の減少が問題となってきています。大工だけではなく、左官職人・畳職人など技能労働者といわれている方達が年々加速して減少しています。
そのため、弊社も所属しているJBN(一般社団法人全国工務店協会)では大工の育成にも力を入れており、大工育成プロジェクトというものを開催しています。
私は3年目となり、1・2年目は学生でしたが、今年は大工で参加させていただきました。
家の軸組となる構造材を、プレカットと手刻みによる加工方法を1年ごとに交互に研修しましたが、どちらも経験できるようになってきています。今年は、11月から2月までの毎週土曜日に12日間に渡って仮設住宅を講師含む3〜4人で教わりながら施工しました。
このプロジェクトでは、建前から内部の造作まで実際の現場で行う作業と同じように行いますが、教わり考えながら進めて行くので、時間の経過も早く感じます。
他の工務店さんの大工さんとも一緒に研修に参加しているので、お互いに切磋琢磨して、技術を磨いています。他の工務店さんの大工さんと交流できるのも良い経験でした。
内部では、断熱材の留め方、床材の貼り方、階段材のかけ方等を教わり、講師の大工さんの作業を見ながら作業を進めていました。
通常の仕事での現場作業は、先輩方に教わりながら行うのですが、教わったことを思い出しながら作業を行うだけでなく、自分での次の作業の段取りや階段の施工など、なかなかできないことをすることができたので、良い経験になったと思います。まだまだ見習いですが、今回の経験を活かして現場で少しでも活躍できるよう頑張っていきます。
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