今年の大工育成プロジェクト（木工マスターズ）

今年も大工育成プロジェクトが6月下旬から始まります。
今年は自社の若手大工だけでなく、新しく入った設計の2人も参加する予定となっています。設計が参加する理由として、実際に建物の納まりをみることで視覚的に情報を得ることが出来、設計に活かすことができるからです。実際に2年前の大工育成プロジェクトで他社の設計の人が参加し、その後設計として活躍していると聞きました。

今回建設するのは、2間×2間の平屋の木造住宅です。
実際に自分たちで墨付け・刻みを行う「切り組み」を行います。
この建物は僕の大工の先輩が考えていました。下の写真が実際に先輩が考えた図面です。
棟木の下に太鼓梁という名前の梁を入れています。太鼓梁というのは木を角材にするのではなく、木の左右を真っ直ぐに削ぎ落とし、上下は丸みを残した梁のことをいいます。木の本来の曲がりなどが残っており、角材とはまた違った良さがあります。また、断面が大きいため、曲げ強度が高いのも特徴の一つです。

手刻みをするのも太鼓梁を使用する機会もなかなかないため、いい勉強になると思います。

現在、大工育成プロジェクトに参加する人を募集しています。
新人の大工を始め、学生で大工・現場監督・設計などを目指している人も募集中です。有料にはなっていますが、それに見合った経験ができると思うので、参加をお待ちしております。

▼ 詳しくはこちらのページをご覧ください。
https://homarenoie.com/blog/homare-staff_blog/16350/