ホマレノブログBlog

無垢材のお手入れ方法

2022.05.12 / チームホマレブログ

以前、無垢の床材についてご紹介しましたが、今回はお手入れ方法をご紹介したいと思います。

 

▼無垢の床材についてご紹介した記事はこちら
無垢材の床で木の家づくり
https://homarenoie.com/blog/homare-staff_blog/14608/

 

まず無垢材は、美しい見た目や歩いた時の心地良い肌触りはもちろん、
熱伝導率が低く熱が伝わりにくいため、断熱性に優れていたり、
調湿作用があるため室内を快適な湿度に保ったりと様々な魅力があります。

 

定期的にお手入れすることで、天然木の風合いや経年変化を長く楽しむことができます。
普段のお手入れの方法をはじめ、1年に1回のお手入れ方法やお手入れの方法に困ったときの対処法をご紹介します。

 

【 普段のお手入れ方法 】

・普段の掃除
掃除機や乾いた雑巾、薬剤のついていないモップでゴミや埃を掃除します。

・水をこぼしたとき
乾いた雑巾ですぐに拭き取って自然乾燥してください。
そのまま放置すると水じみ、膨張、白濁、表面の割れの原因になるので要注意です。

・水じみができてしまったとき
スポンジの硬い面(不織布)を使って落とすことができます。
水に濡らして固く絞ったスポンジで擦り、乾いた布で拭き上げるか、お酢:水=1:1を混ぜた酢水を雑巾に含ませて拭き上げます。

 

【 傷・へこみの対処法 】

物を落としてできてしまった傷に試してみました。

水を含ませたティッシュを置き、乾き切るまで放置します。

木が水分を吸収して膨張し、ほとんど目立たなくなりました。
※それでも変わらない場合は水を垂らして30 分ほど水分を吸収させ、その後湿らせた布を置き、上からアイロンで温めてください。

 

【 落書きやおもちゃのタイヤ痕 】

油性ペンの落書きや車のおもちゃなどの黒いタイヤ痕は、水で湿らせたメラニンスポンジを使います。
表面を研磨することで汚れを落とすスポンジですので、様子を見ながら少しずつ落とすのがポイントです。

 

【1年に1回のお手入れ方法】

1年に1回(もしくは数年に1回)を目安に、オイルワックスを使ったお手入れをおすすめしています。
必ず必要なお手入れではありませんが、無垢材の乾燥防止や傷・汚れ防止、防水の役割があり、美しい状態を長く楽しむことができます。

 

▼ホマレノイエが普段、無垢フローリングに使用している塗料です。
自然塗料 Livos(リボス)BIVOS No.375(ビボス)
https://www.livos-jp.com/products/detail/18

 

1. まず最初に、表面についたゴミや埃をきれいに取り除きます。
擦り傷や汚れのついた箇所はサンドペーパー(#180~240)研磨します。
表面が滑らかになったら、木くずをきれいに取り除きます。

2. オイルワックスをウエス(布)に含ませ、表面に刷り込むように薄く拭き伸ばします。
※オイルが染み込んだウエス等は空気中の酸素により自然発火の恐れがあるため、水で充分に浸すか、密閉した缶に収納してから直ぐに処分してください。

3. 約1~2時間で触れる状態になりますが風通しをよくさせて、このまま12時間乾燥させると完了です。

 

このように、難しいと思われがちな無垢材のお手入れも、実は意外と難しくありません。
木が水分を吸収して伸縮する特性を活かして傷・へこみを手軽にメンテナンスできたり、オイルワックスも手をかけることで愛着がより増したり、美しい状態を長く楽しむことができます。

 

もし初めてで不安という方は、ホマレノイエでもオイルワックスがけを承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。


イエづくり相談会 イエづくり相談会 オンライン開催も受付中
ホマレノリフォーム ホマレノリフォーム