蟻継ぎという継ぎ手です。継ぎ手とは簡単に言えばジョイントのことで、蟻継ぎはたくさんある継ぎ手の中の1つです。名前の由来は加工された部分が蟻の頭や口に似ていることからきています。
写真は、今日とある現場で敷いた土台の部分の継ぎ手ですが、身近なところでいえばテーブルの天板の反りを止めるために使われていることがあります。その他にも大工道具(鉋など)にも使われていることもあります。
この蟻継ぎもそうですが、建築用語には動物の名前が含まれている言葉がよくあります。僕が知っている限りでは、ウマ(脚立)、ネコ(一輪車)、サル○○(後にくる語によって材料、部位など)イヌバシリ(建物の周囲を舗装した部分) などがあります。
たまに職人さんが冗談で「ウマ持って帰るん忘れたら走ってどっか逃げていくぞ。」とか言ったりします。
こんな風に冗談が言えるような親しみさがあるので、これらの用語は結構覚えやすかったです。まだ探してみればいろいろありそうなので、見つけたらまた次の機会にお話したいと思います。
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