誉建設では現在、神山町上分にある築85年の古民家を社員でフルリノベーションしています。
改修工事はもちろんですが、工務店の仕事の枠を超え、解体、土堀、型枠の建て込み、生コンの打設、外構の石積み、片付けまでありとあらゆる作業を、一から弊社の社員大工・職人が手作業で行っています。
そして、もうすぐ完成するこの施設を『ホマレノ森研究所「山西(やまにし)」』と名付けることとしました。
そもそもなぜ、ホマレノ森研究所「山西」を造っているかというと、説明する上では欠かせない誉建設の事業指針でもあるホマレノ森プロジェクトが関係しています。
『ホマレノ森プロジェクト』とは
まずホマレノ森プロジェクトでは、地域に活かされ(生かされ)、必要とされる地域循環型社会形成企業であり続けることを目指して、以下の4つを目的としています。
・家づくり
地域の環境エネルギーを活かし、地域の素材が生かされる施設と施工ノウハウで代々受け継がれる家を作る
・人づくり
誰もが安心して暮らせる地域社会をつくる為に、技術・人間力を備えた人材育成、また地域の子供達が未来を明るく切り開いていけるような教育の環境を整える活動を地域団体と協力していく
・暮らしの質づくり
なんでも揃う現代社会で、人としての本来の幸せや愛情を感じられる日常を楽しみながら、地域の人と共に学び、分かち合い、そして分け合う活動をする
・森づくり
水源としての役割や町のダムとしての役割のある森
昨今の大雨などによる河川の氾濫は、堤防やダムを強化しても根本的な森の保水力を改善しないと災害は防ぐことはできないため、少しでも未来を安全で暮らしやすくする為にも先ずは森を守ることが一番大切だと考える
このプロジェクトでは、これらにおけるヒト、モノ、コトにおける建築やサービスを行なっています。
家を建築することだけが仕事ではなく、この事業に関係することを仕事としています。
森をヒト、モノ、コトを創造し育んでくれる存在としてイメージし、私たちはホマレノ森を育む活動を通じてのヒトと企業の成長を実現していきます。
▼詳しくはこちら
ホマレノ森 for SDGs
ホマレノ森プロジェクト
https://homare-web.com/guidelines/
このプロジェクトを深堀り・探究するため、出会いや経験、体験ができる場所が、このホマレノ森研究所「山西」になればと思っています。
『ホマレノ森研究所「山西」』とは
暮らし方、働き方、作り方、伝え方、様々な「方」を考え、試す場所にしたいと思います。
人だけでなく、暮らしに関係する環境や森、動物、地域、社会、地球で起こってることを知り、心が豊かになる生活で満足の質を高めたいと考えています。
けれど難しく考えるのではなく、「ひと手間」かけて楽しめるような、そんなワクワクする場所になれば幸いです。
ホマレノ森研究所「山西」を具体的にどう使うのか?
・神山の木材の利用促進、啓蒙活動
・情報配信スタジオ
・山間部の空き家利用
・改修工事は大工の伝統工法の実践型教材
・会社のチーム合宿
・不便な暮らし体験
・最小限のエネルギーでの暮らし
・山業を体験(林業、山農業など)
・レジリエンス啓蒙活動
・山、暮らし、建築、環境、地域など循環型社会の学び、セミナーなど
・アーティストの作品展示ギャラリーなど
・山のアウトドアごはんを食べたい!
など様々です。
これから1年ほどは関係者で使い、今後の方向性を模索していきたいと思います。
次回からは「山西」との出会いから、造られていく過程や山業(すだちや梅)の紹介もしていきたいと思います。
ぜひお付き合いください。
お気軽にご質問・お問い合わせください。
資料も送付いたします。ぜひご参考ください。