ホマレノブログBlog

アートの島 直島へ

2023.03.29 / チームホマレブログ

3月も終わりに近づき、だいぶ暖かく過ごしやすい季節になって来ました。桜の花も満開を迎えております。あいにくの天気が続いておりますが、天気の良い日には外に出かけたくなります。

かく言う私も、休みを利用して遠出をして芸術や建築に触れてきました。
今回は家づくりや誉建設の取り組みから少し離れて、
先日行ったアートの島 直島についてお話ししたいと思います。

様々なアートプロジェクトや美術館が点在する直島。
アート好きな方は足を運んだことがあるかもしれません。
また3年に一度開催される瀬戸内芸術祭では世界中より多くの人が集まります。
見どころが多くある直島ですが、今回の私の目的は2つ。

 

杉本博司ギャラリー 時の回廊李禹煥美術館。

 

両方とも、建築家 安藤忠雄が設計した一人の作家のための美術館です。

杉本博司ギャラリー 時の回廊は、
現代美術家 杉本博司によるギャラリーで、幅広い活動分野の一部として写真を中心に空間全体が建物と一体となって、作品が演出されています。
外には建築的なインスタレーション作品も展示されており、作品一つ一つを見て回ると言うよりも、空間そのものを味わうようなギャラリーになっています。

 

杉本博司氏は自身の著作『空間感』で、現代美術家として展示した世界中の有名美術館をユーザーという立場で採点し、建物が主役になるようなものでなく、演出として作品を引き立て空間を作る美術館を評価しています。
ユーザーが主役になる建物。家づくりにも同じことがいえますね。

 

次に李禹煥(リ・ウファン)美術館

こちらの美術館は作品の性質上、大きい作品が多いため、屋外展示もあり、建物もダイナミックな空間となっています。アーティスト 李禹煥は現代アートの「もの派」と言われる動向の中心的アーティストで、シンプルな平面作品や2つのものを組み合わせた操作性の少ない作品が特徴です。

 

「もの派」については本や記事、配信サイトで多く語られているので、そちらを参照した方が良いと思いますが、二つのものの関係性に作品の面白さがあると思います。

 

建物と自然との関係性、空間と作品の関係性や石と鉄の関係性。
弊社でも、見学会に来ていただくお客様に「細部や触れるところがこだわっていて良いですね。」言って頂けることが多々あります。
人ともの一つ一つとの関係性を考えることは、心地よい空間づくりのヒントかもしれません。

 

「いい家に住むと外に出かけたくなる」という言葉があります。
安心して帰る場所があることは、外に関心を広げることに繋がるようです。

 

新年度に向けて、住まいが整ったら、
みなさんも素敵な発見を求めて、おでかけしてみてはいかがでしょうか。


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